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株式会社京屋染物店様

深く寄り添う支援で、新たなビジネスへの挑戦を支える仕組みづくりを

 

株式会社 京屋染物店
代表取締役 蜂谷 悠介さん
庄子 さおりさん

 

株式会社 京屋染物店は岩手県一関市を拠点にする、デザインから染め・縫製までを一貫して行う染工場です。

半纏や法被・浴衣などの伝統的な染物から、最新の技術を取り入れた染物まで幅広く手掛けています。

創業は大正7年、2019年に創業100年を迎えました。

また、近年は伝統的な技術を取り入れながら、現代の生活に彩りを添える道具を提供するブランド「en・nichi」の展開にも力をいれています。

 

矢内氏は、2018年8年ごろから京屋染物店の業務改善サポートに関わりはじめ、2020年から新たに開始するビジネスにおいても業務フローの整備やシステム構築の支援をしています。

今回は矢内氏が関わった支援の内容を中心に、代表取締役の蜂谷 悠介さんと「en・nichi」の担当を務める庄子 さおりさんに、京屋染物店の業務改善のストーリーについてお話を伺いました。

 

出会い

 

まずは、お二人と矢内氏の出会いと第一印象を振り返ります。

 

京屋染物店は、以前よりサイボウズ株式会社の提供する kintone を活用しており、蜂谷さんは2017年の「kintone hive」(kintoneによる業務改善プロジェクト成功の秘訣や活用のノウハウを共有するイベント)に出場。更にはその年の最も光る活用をしたユーザーとしてグランプリを受賞した経験をお持ちです。そしてその翌年のkintone hiveにて、蜂谷さんと矢内氏の出会いが訪れます。

 

蜂谷さん「矢内さんとの出会いは、2018年3月に仙台で開催されたkintone hiveでした。私は昨年度のグランプリ受賞者として、矢内さんは2018年の出場者として登壇していたんです。舞台裏ですごく笑顔で語りかけてくださったことが記憶に残っていて、すごく誠実そうな方だなと思っていました。その出会いをきっかけにkintoneの話題を通して、どんどん仲が深まっていきましたね」

 

 

庄子さん「私は、共通の勉強会に参加した際にご挨拶をさせてもらい、そこからのご縁です。矢内さんは、京屋のことをすごく想ってくださっている方、という印象でした。というのも、ある時、全身京屋のジャケットや靴に身を包んでいらっしゃるときがあったんです!そのときはすごく驚いて、でもとてもうれしくて。京屋への愛が、すごく伝わってきました

 

 

1人に偏っていた情報の負担を軽減、チームで業務を進められる体制に

 

自社ブランドである「en・nichi」を展開する中で、商品の在庫管理や受発注管理に課題感を抱えていたという蜂谷さん。はじめはお友達感覚で矢内氏に相談をはじめ、徐々にアドバイスを貰う機会が増えていったそうです。

 

 

蜂谷さん「コンサル的な支援をしてくれる方ってたくさんいますが、矢内さんはその中でも相当丁寧に支援してくださる方という印象がありまた。例えば、なにか操作の仕方がわからなくてメッセージを送ると、わざわざご自身で操作した動画と共に答えてくれたり。どんなに小さなことでも真摯に向き合ってくれる姿が印象的でしたね

 

 

ここから本格的に、矢内氏による京屋染物店への業務改善サポートが始まっていきます。

京屋染物店は拠点が3ヶ所に離れており、当時は注文が入るとFaxで情報が出力されていたそう。

そのため、わざわざ別拠点までFaxを取りに行く必要があったり、発送する荷物を引き継ぐために拠点を移動する必要があったりと、時間と手間が非常にかかっていたそうです。

矢内氏は受注情報のデータをkintone上に集約しだれもがアクセスしやすい状態にするとともに、業務フロー全体の見直しを進めていきました。

 

 

庄子さん「矢内さんの業務改善サポートでは、最初に念入りに業務の一連の流れをヒアリングしてくれます。京屋の業務全体が、しっかり見えたところから支援が始まりました。仕事をやっている側だと、当たり前すぎて見えなくなることがすごく沢山あると思います。第三者視点で『ここはなぜやっているの?』『この作業はカットできそう』という風に指摘して貰うことで、初めて気付けることが多々ありました。会話から問題点を洗い出し、業務がスムーズに流れるように改善が進んでいきました

 

 

現在、「en・nichi」の業務を中心となって進めている庄子さん。

矢内氏の支援によって、“本来自分がやらなくても良い仕事が多い”こと、そしてその原因が“業務内容に関するチーム内の情報共有ができていなかったこと”であることに気が付かされたそうです。

 

 

庄子さん「これまでは、必要な情報が私のところに集まっており、そのせいで業務のつなぎ目が滞ってしまっていました。しかし、kintoneに情報を集約することで情報の流れがすごくスムーズになり、誰もが直接データを見に行くことができる状態に。それによって私自身の仕事の負担もすごく軽減されて、チーム全体で業務を進められる体制を整えることができました。」

 

 

経営者同士の会話から、新たなビジネスのアイデアが誕生

 

ここからは2020年11月から京屋染物店が開始する、経営者向けの一括ギフトサービスに関わる支援について伺います。

このサービスは、「社員向けに誕生日プレゼントを贈りたいが、その時間や労力が無い」という経営者層の抱える悩みを解決するものです。実はこの新サービスのアイデアが生まれたきっかけは、蜂谷さんと矢内氏の間のたわいない会話からでした。

 

 

蜂谷さん「大切な社員の誕生日に贈り物をしたけど、毎回頼むってすごく大変だよね、という会話をある時矢内さんとしていたんです。お互い経営者なので、社長あるあるだよね、みたいな感じで。そしたら矢内さんが、『以前、あるネットギフトサービスの会社に自分の社員たちの名簿と誕生日の情報を一括でお渡しして、しかるべきタイミングで送付するという対応をして貰ったことがありますよ』って言っていたんです。その話を聞いた時、『en・nichi』を活かすことでサービスにできるんじゃないか?とピンときました

 

 

庄子さん「私自身『en・nichi』の担当として、“縁をつなぐ”というコンセプトの下もっと多くの方に商品をお届けしたいと思っていました。そんな時、この新サービスのお話を聞き、まさに自分のやりたいことと一致した感覚がありました。いざすすめるとなった時に、kintoneが使えそうということで矢内さんに相談し、プロジェクトがスタートしていきました」

 

 

仕組みが支えてくれるからこそ、不安なく挑戦することができた

 

中心となって一括ギフトサービスのプロジェクトを進めていた庄子さん。

もちろん最初は、「このサービスをどう実現するのだろう」という不安もあったと振り返ります。しかし、矢内氏との打ち合わせを通して徐々にシステムが形になっていくにつれて、気持ちに変化があったそうです。

 

 

庄子さん「最初は新しいプロジェクトということで、すこし負担に感じる部分や、業務が増えてしまうんじゃないかという不安も感じていました。しかし矢内さんとの打ち合わせを重ねてシステムが形になっていくと同時に、自分たちのやりたいことがどんどん明確になり、やりやすさを感じられるようになったんです。実際に、kintoneやForm Bridge、Excelなど様々なツールのあわせ技を駆使し、矢内さんの工夫が詰まったシステムが出来上がっていく様は本当にすごい!という言葉しかでてこなくて…(笑)日々前向きな気持ちでプロジェクトに向きあうことができました」

 

 

また、新たなビジネスに挑戦する際の、仕組みの存在の大切さについて蜂谷さんは次のように語ります。

 

 

蜂谷さん「新しいビジネスを始めるときって、なにか仕組みがないと難しいですよね。もし仕組みがなかったら、自分たちの首を締めることになりかねず受け入れがたい企画になる場合もあります。今回の企画も、あらゆる場所に特定の日付で発送しなければならない大量のギフト注文を、紙ベースで管理しないといけなかった可能性もあるわけです。『できるかもしれない』という可能思考になれるのは、仕組みづくりを支えて伴走してくれる矢内さんの存在があるからです。ただその分、依頼する側である私たちも自分たちのやりたいことの軸を明確にし、矢内さんに対して真摯に向き合う姿勢を持つことが大切だと思っています

 

 

▽矢内サポートの下で進んだ、一括ギフトサービスのシステム構成図

 

 

実は、この新プロジェクトの構想がスタートしてから、システムの検討・構築までにかかった時間はわずか1ヶ月とすこしだったそう。これも、自社内で完結していた場合には実現できなかったスピード感だと蜂谷さんは語ります。

 

 

蜂谷さん「kintoneって慣れ始めると、自分でできる!と思えることがたくさん出てきますが、意外とそういうのってなかなか手がつかなかったりするものです。もし今回、矢内さんと同じクオリティの設計のものを自分たちだけで作ろうとしたら、他の業務に追われて1~2年は放置してしまっていたかもしれません。しっかりとした知識と経験を持った人が、業務にフィットしたシステムへ導いてくれることはすごく価値のあることだと思っています

 

 

“京屋染物店の一員”のようであり、今後も居なくてはならない存在

 

強い信頼関係を感じさせる京屋染物店のお二人と矢内氏の関係性。最後に、お話を伺ったお二人にとっての矢内氏の存在、そして今後の関係性についてお話を伺いました。

 

 

庄子さん「矢内さんは“京屋染物店の一員”だと思っているほど大きな存在です。私自身、矢内さんに甘えすぎてしまっているなと思うことも多いのですが…。(笑)今後は、矢内さんの主催される勉強会にも参加したいと思っています。矢内さんから学べるところはとことん学び、自分の成長の糧にしていきたいです

 

 

蜂谷さん「私にとって彼は、ビジネスパートナーでもあり、共に人生を楽しめる仲間だと思っています。矢内さんが生き生きと仕事に取り組んでいる姿が、京屋にものすごい刺激をくれますしお互いを高め合える、そんな関係です。そうなれたのは、やっぱり矢内さんが我々のことを真剣に考えているのが伝わるから。本質的に京屋のメンバーがよりよく働けるように、彼の知識やスキルを全力投入してくれる。今後の京屋にとって、居なくてはならない存在です。これからもお互いのビジネスを応援し合いながら、共に成功していきたいと思っています

 

 

蜂谷さん、庄子さん、ありがとうございました!

 

 

※コロナの影響もあり、取材はオンラインにて行われました。

 

(インタビュアー 神田 あかねさん)

 

現代の生活に彩りを添える道具を提供するブランド「en・nichi」  https://ennichi.jp/

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